▽ボルソナロ氏は2018年の大統領選で腹部を刺されて以来、腸閉塞などに悩まされ、何度か手術を受けてきた。
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ブラジルのボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領が11日、腹痛で北部リオグランデドノルテ州の病院に緊急搬送された。
TVグローボによると、ボルソナロ氏は遊説中に体調を崩し、演説を打ち切ったという。
ボルソナロ氏の広報担当は声明で、「ボルソナロ大統領はリオグランデドノルテ州の集会で演説中、腹部に強い痛みを感じたため、ヘリコプターで病院に搬送された」と明らかにした。
それによると、腸閉塞で手術が必要かどうかを判断するために検査を受けるという。手術が必要な場合、ボルソナロ氏はサンパウロに移送される可能性がある。
ボルソナロ氏は2018年の大統領選で腹部を刺されて以来、腸閉塞などに悩まされ、何度か手術を受けてきた。
広報担当によると、ボルソナロ氏は病院で治療を受け、腹部の痛みは治まったという。
ボルソナロ氏は自身の刑事裁判と2023年の議会暴動で逮捕された支持者への恩赦を推進するため、各地で遊説している。
検察庁は2月、2022大統領選の結果を覆すためにクーデターを企てたとしてボルソナロ氏や元海軍司令官など、計34人を起訴。最高裁は先月末、ボルソナロ氏を被告人と認定し、公判の開始を決定した。