◎捜査当局は10月、モラレス氏が2016年に15歳少女との間に子供をもうけたという告発について捜査を開始した。
南米ボリビアの検察当局は16日、15歳の少女との間に子供をもうけたとされる性的虐待事件に関連して、エボ・モラレス(Evo Morales)元大統領の逮捕状を請求した。
捜査当局は10月、モラレス氏が2016年に15歳少女との間に子供をもうけたという告発について捜査を開始した。
当局は少女が強姦された可能性があるとみて捜査しているが、モラレス氏は法廷での証言を拒否している。
モラレス氏は逮捕状が出る可能性があると報道されて以来、中部コチャバンバ県のチャパレ地方に立てこもっている。
地元メディアによると、モラレス氏は検察の発表に関するコメントを出していない。同氏はこの告発を否定し、アルセ(Luis Arce)大統領による政治的弾圧と主張している。
モラレス氏は以前、この告発を「政治的にも肉体的にも私を抹殺する恐るべき暗黒計画だ」と非難していた。
コチャバンバ県ではモラレス氏の支持者と警察によるにらみ合いが2カ月以上続いている。
地元テレビ局は16日、機動隊がコチャバンバ県郊外でモラレス派に押し戻され、撤退を余儀なくされたと報じた。