◎左派政党を率いるアルセ大統領は以前からイスラエルに批判的であった。
ボリビア政府は10月31日、イスラエルとの国交を断絶し、パレスチナ・ガザ地区への軍事侵攻を停止するよう求めた。
外務省の報道官は記者会見で、「我が国はガザ地区で行われている攻撃的で不釣り合いなイスラエルの軍事行動を否定・非難するため、イスラエルとの外交関係を断絶する」と語った。
左派政党を率いるアルセ(Luis Arce)大統領は以前からイスラエルに批判的であった。
同国は2009年にもガザ地区での戦闘を理由にイスラエルとの外交関係を断絶。2020年に再開した。
大統領府の報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「すでに何千人もの民間人が犠牲者になっている」とイスラエルを糾弾した。「我が国はパレスチナ人を国外に強制移住させるガザ地区への非人道的な攻撃を速やかに停止するよう求めます...」
地元メディアによると、アルセ氏はこの発表に先立ち、駐パレスチナ大使と会談したという。