アルゼンチン大統領、イスラエルとラテンアメリカの関係強化イニシアチブ始動

ミレイ政権はイスラエルと堅固な関係を築いてきた。
2025年6月11日/イスラエル、エルサレムの議会議事堂、ネタニヤフ首相(左)とアルゼンチンのミレイ大統領(AP通信)

アルゼンチンのミレイ(Javier Milei)大統領が今週、イスラエルと複数のラテンアメリカ諸国との外交関係を改善するための取り組みを開始した。

ミレイ氏は2カ月前、イスラエル・エルサレムの国会で演説し、ジェネシス賞(Genesis Prize)を受賞した。

ジェネシス賞は2013年に創設され、ユダヤの次世代に刺激を与える傑出した個人に与えられる。

ジェネシス賞財団によると、ミレイ氏はイスラエルとラテンアメリカ諸国間の外交関係改善と地域における反ユダヤ主義との闘いを目的としたイニシアチブを立ち上げるために、賞金100万ドルを寄付した。

ミレイ氏はこのイニシアチブを「アイザック協定」と名付け、イスラエル、ウルグアイ、パナマ、コスタリカ間の関係を強化するとしている。

イスラエルはガザ紛争で国際的な批判に直面する中、トランプ(Donald Trump)米大統領の同盟者との連携を強化している。

ミレイ政権はイスラエルと堅固な関係を築いてきた。

この姿勢はボリビアやコロンビアがイスラエルとの外交関係を断絶し、他の国々が大使を召還する中、ラテンアメリカ諸国の大多数とは対照的だ。

ミレイ氏は6月12日にジェネシス賞を受賞した。これは、国連を含む多くの国や国際機関がパレスチナ・ガザ地区での軍事行動を非難する中、イスラエルへの支援を表明したことが評価されたためだ。

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