アルゼンチン当局、贈賄疑惑で政府高官の自宅を家宅捜索
当局は今週まで障害者支援機関を率いていたスパニョーロ氏の自宅も捜索し、携帯電話などを押収した。
.jpg)
アルゼンチンの捜査当局がミレイ政権の高官が関与したとされる贈賄疑惑に関する捜査の一環として、複数の物件を家宅捜索した。現地メディアが22日に報じた。
当局は今週まで障害者支援機関を率いていたスパニョーロ(Diego Spagnuolo)氏の自宅も捜索し、携帯電話などを押収した。
地元テレビ局は情報筋の話しとして、「この家宅捜索は刑事捜査の一環として行われた」と伝えている。
ミレイ(Javier Milei)大統領は今週初めにスパニョーロ氏を解任した。
地元メディアは今週、スパニョーロ氏とみられる人物が機関内の賄賂のやり取りについて議論する音声データを公開した。
このデータがいつ、どこで記録されたかは分かっていない。
スパニョーロ氏とみられる人物は「ミレイ氏の妹である現首席補佐官が賄賂を受け取っている」と示唆し、「この件で大統領と話し合ったが、何も解決しなかった」と述べている。
ミレイ氏はこの音声データについてコメントしていない。
大統領府はこの音声データが流出した経緯についてコメントしておらず、真偽も不明である。