スポンサーリンク
▽アルゼンチンは何年も前から頑固なインフレ、外貨準備の枯渇、膨大な債務と戦っている。
アルゼンチン、首都ブエノスアイレスの通り(ロイター通信)

アルゼンチンは政府は30日、国際通貨基金(IMF)と交渉している200億ドルの新規融資プログラムについて、1回目の融資で全体の40%以上を受け取ることを求めていると明らかにした。

カプト(Luis Caputo)経済相は声明で、「政府は財政赤字を解消し、公共支出を削減した」と強調。「このIMF融資で中央銀行の準備金を増強し、ビジネスや投資の妨げとなっている外為規制の撤廃に着手することを目指す」と述べた。

またカプト氏は「IMFは我々の成果を高く評価している」と強調した。

アルゼンチンは何年も前から頑固なインフレ、外貨準備の枯渇、膨大な債務と戦っている。

新しいIMF融資が承認されれば、同国にとってIMFとの23回目の取引となる。

実現すれば中央銀行の外貨準備が強化され、ミレイ政権をサポートし、債務不履行リスクを軽減するのに役立つと見られている。

アルゼンチンは長年にわたる過剰支出、通貨危機、そして債務不履行により、外貨準備高がマイナスになっている。同国にとって、IMFは最大の借り手であり、これまでに22の融資プログラムを受け、440億ドルを返済中だ。

政府とIMFは先週、新規融資の話し合いが進んでいることを認め、「まだ越えなければならない壁がいくつかある」と述べていた。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク