アルゼンチン、在イスラエル大使館をエルサレムに移転へ

西エルサレムに大使館を置く国はパラグアイ、ホンジュラス、グアテマラ、コソボ、パプアニューギニア、そしてイスラエルの最大の同盟国である米国の6カ国となっている。
アルゼンチンのミレイ大統領(左)とイスラエルのネタニヤフ首相(Getty Images)

アルゼンチンのミレイ(Javier Milei)大統領は11日、イスラエルのテルアビブにある大使館を来年、西エルサレムに移転すると発表した。

ミレイ氏はこの日、エルサレムの国会でジェネシス賞(Genesis Prize)を授与された。

ジェネシス賞は2013年に創設され、ユダヤの次世代に刺激を与える傑出した個人に与えられる。

ジェネシス賞財団は1月、この賞をミレイ氏に授与すると発表していた。

ミレイ氏は以前、在イスラエル・アルゼンチン大使館を西エルサレムに移転すると表明していた。

イスラエルは1967年の第三次中東戦争でヨルダン川西岸、ガザ地区、シナイ半島、ゴラン高原、イスラム教の聖地アルアクサ・モスクを含む東エルサレムを占領。2005年にガザ地区から軍とユダヤ人入植者を撤退させた。

イスラエルは東側の旧市街を含むエルサレム全体を首都とみなしているが、国際社会はこれを認めていない。

東エルサレムは1948年の第一次中東戦争後にヨルダンの支配下に移ったものの、1968年以降は東西ともイスラエルの実効支配下に置かれている。

西エルサレムに大使館を置く国はパラグアイ、ホンジュラス、グアテマラ、コソボ、パプアニューギニア、そしてイスラエルの最大の同盟国である米国の6カ国となっている。

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