アルゼンチン大統領、スペイン首相を再び侮辱
24年5月、ミレイ氏はマドリードのイベントでサンチェス氏の妻であるゴメス夫人を「腐敗した人物」と呼んだ。
とアルゼンチンのミレイ大統領(Getty-Images).jpg)
アルゼンチンのミレイ(Javier Milei)大統領が8日、スペイン・マドリードで開催された経済フォーラムでスペインのサンチェス(Pedro Sánchez)首相を侮辱した。
ミレイ氏は8日夜のフォーラムでサンチェス氏を名指しせず、「地元の強盗を叩きのめそう」と述べ、喝采を浴びた。
スペイン政府はコメントを出していない。
24年5月、ミレイ氏はマドリードのイベントでサンチェス氏の妻であるゴメス(Begoña Gómez)夫人を「腐敗した人物」と呼んだ。
この発言は外交紛争に発展。ミレイ氏が謝罪を拒否したため、スペイン政府はブエノスアイレスの大使を数ヶ月間自国に呼び戻した。
ミレイ氏はその後、サンチェス氏を「傲慢」「独裁的」「臆病者」と罵ったが、アルゼンチンはマドリード大使を留任させた。
スペインの中道右派・民衆党(PP)を支持する民間の弁護士会は昨年、ゴメス夫人がその地位を利用してビジネス取引に影響を与えたと告発。マドリード地裁はこの訴状を受理した。
サンチェス氏は一部メディアと右派政党が偽りの情報に基づき、妻を攻撃し、連立政権を中傷していると非難している。