アルゼンチン政府、中国国民に対するビザ要件を緩和

中国は5月、アルゼンチン、ブラジル、チリ、ペルー、ウルグアイの国民に対してビザ免除政策を拡大した。
アルゼンチン、首都ブエノスアイレス(Getty Images)

アルゼンチン政府は21日、有効な米国ビザ(査証)を所持する中国国民は観光やビジネス目的でアルゼンチンに入国する際、同国のビザを求めないと発表した。

アルゼンチンは牛肉、大豆、リチウムなどの中国市場への主要供給国であり、両国の協力関係は近年深まっている。

アルゼンチン政府のウェブサイトに掲載された声明によると、ミレイ政権は観光業を活性化し、アルゼンチンの経済の自由な発展を妨げてきた仕組みを無効化するためにこの決定を下したという。

中国は5月、アルゼンチン、ブラジル、チリ、ペルー、ウルグアイの国民に対してビザ免除政策を拡大した。

アルゼンチン政府は「中国が採用した免除措置に沿って、観光やビジネス目的で入国する、普通パスポートを所持する中国国民に対しても、同等の措置を採用することが適切である」と述べている。

中国はアルゼンチンにとってブラジルに次ぐ第2位の貿易相手国であり、同国のインフラ、エネルギー、鉱業プロジェクトに数十億ドルを投資してきた。

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