SHARE:

アルゼンチン25年7月経済活動指数、減速見通し=ロイター調査

アルゼンチンの月次経済活動指標(EMAE)は、同国の国内経済の動向を短期的に把握するために国家統計局(INDEC)が毎月公表している重要な指標である。
アルゼンチン、首都ブエノスアイレス(ロイター通信)

アルゼンチンの25年7月の経済活動が減速したとみられる。

ロイター通信は23日、アナリスト15人のデータを更新。7月の経済活動指数を前年同月比3.3%増と予想した。

6月の指数は前年同月比6.4%増、7月に急減速した可能性がある。

アルゼンチンの月次経済活動指標(EMAE)は、同国の国内経済の動向を短期的に把握するために国家統計局(INDEC)が毎月公表している重要な指標である。国内総生産(GDP)の速報値的な役割を持ち、GDPの四半期確報が出るまでの景気判断材料として活用される。

EMAEは農業、鉱業、製造業、建設、商業、金融、公共サービスなど多様な分野の活動を集計して算出される。特に景気循環の転換点を早期に捉えることが可能であるため、政府の経済政策立案や中央銀行の金融政策判断に利用されるほか、民間投資家や国際機関にとっても注目度が高い。

ロイターのアナリストは7月のデータについて、「景気回復が期待できないことを示している」と指摘した。「これは24年12月をわずかに上回っているに過ぎず、25年の経済活動の拡大が難しいことを浮き彫りにしている...」

アナリスト15人の予想範囲は1.7%~5.0%であった。

INDECは24日に公式データを発表する予定だ。

この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします