アルゼンチン大統領の首席補佐官が辞任、内閣改造へ
地元メディアによると、中間選挙後の閣僚の退任は珍しくなく、内相も31日に辞意を表明した。
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アルゼンチンのミレイ(Javier Milei)大統領の首席補佐官が10月31日、辞意を表明した。
2年に渡ってミレイ政権を支えてきたフランコス(Guillermo Francos、75歳)氏は声明で、「歴史的な中間選挙後に始まる新政権は、制約なく政治を前に進めることができるだろう」と述べた。
ミレイ氏の与党・自由前進(LLA)は10月26日の中間選挙で議席を伸ばし、左派の野党・ペロン党(正義党)に迫る議席を獲得した。
地元メディアによると、中間選挙後の閣僚の退任は珍しくなく、内相も31日に辞意を表明した。
ミレイ氏はX(旧ツイッター)に声明を投稿。フランコス氏を称賛し、「この2年間、国民のための改革を主導した」と述べ、感謝の意を表明した。
今回の改選対象は国民議会(下院)の2分の1にあたる127議席と上院の3分の1にあたる24議席。LLAの得票率は40.59%、左派の野党・ペロン党(正義党)は33.64%であった。
下院におけるLLAの議席は99議席。ペロン党は104議席となった。
この結果、ミレイ氏は他の右派政党の支持を得られれば、改革を推し進めることが可能となった。
