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▽ミレイ氏は先月、ダボス会議(世界経済フォーラム)でジェンダー平等を「病んだ覚醒主義」と呼び、物議を醸した。
チェーンソーパフォーマンスを披露するアルゼンチンのミレイ次期大統領(ロイター通信)

アルゼンチン大統領府は5日、ミレイ(Javier Milei)大統領が未成年者の性転換治療と手術を禁止し、トランス女性が女性刑務所内に収容されることを認めない禁止令に署名したと明らかにした。

大統領府の報道官は記者会見で、「この禁止令にはホルモン療法も含まれ、イギリス、スウェーデン、フィンランド、米国といった国々で導入されている法律に続くものであり、子供たちの精神衛生を守るためのものである」と語った。

ミレイ氏は先月、ダボス会議(世界経済フォーラム)でジェンダー平等を「病んだ覚醒主義」と呼び、物議を醸した。

またミレイ氏はジェンダー平等、社会福祉、フェミニズム、女性の雇用促進、気候変動との闘いを痛烈に批判。「このような極端なジェンダー・イデオロギーはまるで児童虐待のようだ」と主張した。

さらに、このような進歩的な政策を「駆除されるべき癌」と評し、非難の嵐を巻き起こした。

アルゼンチンLGBTQ+連盟はX(旧ツイッター)への投稿で、「ミレイに法律を修正する権利はなく、そのようなことをすれば裁判に打って出る」と書いた。

また同連盟は「そもそも、現行法では未成年者の性別手術は認められていない」と指摘した。

さらに「あなたのような極端なジェンダー・イデオロギーを子供に強制することは児童虐待にあたる」と断じた。

一般的にトランスジェンダーの未成年者はホルモン療法などを開始する前に、医学的評価を受ける必要がある。

アルゼンチン大統領府はミレイ氏が「犯罪を犯した時に登録された性別に従って囚人を収容することを決定する命令に署名した」と述べている。

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