◎州当局は先週、「色は数日中に消えると予想している」と述べたが、調査を行うかどうかについては明らかにしなかった。
アルゼンチンの地元メディアによると、チュブ州の東部トレリュー近くのため池がピンク色に染まり、環境保護活動家や団体の怒りを引き起こしたという。
このため池は、地元の企業から出る化学物質などを処理するために整備されたため池のひとつで、トレリューから30kmほど離れた場所にある。
チュブ州の環境団体のメンバーであるパブロ・ラダ氏は30日、ため池がピンク色に染まった原因を速やかに特定するよう州政府に求めた。
ラダ氏によると、このため池は以前にも赤みを帯びたことがあったという。しかし、今回の色はこれまでとは明らかに異なる完全なピンク色で、「以前よりはるかに濃い」と述べた。
一部の専門家は、甲殻類の褐色化防止や防腐剤として使用される亜硫酸ナトリウムが原因ではないかと疑っている。
チュブ州で活動しているコロンビアの環境エンジニアのフェデリコ・レストレポ氏はAFP通信の取材に対し、「防腐剤に使用されている亜硫酸ナトリウムが原因」と断言した。「チュブ川に投棄された化学物質が汚染の原因であることは明確です。これらの化学物質は投棄する前に定められた工程で処理しなければなりません」
州当局は先週、「色は数日中に消えると予想している」と述べたが、調査を行うかどうかについては明らかにしなかった。
一部の地元メディアは、チュブ州の州都ラウソンの共同事業体が関与していると報じた。「近隣の住民はため池の不快な匂いに悩まされており、その多くが化学物質の違法な投棄を非難しています...」
しかし、共同企業体の担当者は報道と環境保護団体の主張を却下し、「これらの申し出はラウソンの評判を傷つけようとするライバル企業の陰謀である」と反論した。
共同企業体の担当者は声明の中で、「同社は別のため池に処理水を排出しており、ピンク色に染まったため池はトレリュー工業団地のもの」と述べた。
チュブ州の漁業会社は、エビなどの輸出用の魚を処理する際に防腐剤を使用するよう法律で義務付けられている。州の経済は漁業に大きく依存しており、過去5年間の経済危機を何とか乗り越え、州内で数千人の雇用を維持している。
地元メディアによると、数十の外資系企業がこの地域で活動しているという。