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米国でバレンタインデー商戦激化、ファストフード各社が限定サービス展開

マクドナルドは今年のバレンタインデーに合わせ、「チキンマックナゲット・キャビアキット」を限定販売する。
マクドナルドのチキンマックナゲット(AP通信)

米国のファストフード各社がバレンタインデーの集客を狙い、例年とは一味違う限定商品やサービスを打ち出している。中でもマクドナルドは高級食材を組み合わせたユニークなプロモーションで注目を集めている。

マクドナルドは今年のバレンタインデーに合わせ、「チキンマックナゲット・キャビアキット」を限定販売する。1オンス(約28グラム)のシベリアチョウザメのキャビアと、25ドル分のナゲット購入用ギフトカード、クレームフレーシュ、キャビア用スプーンをセットにしたこのキットは、2月10日に専用サイト「McNuggetCaviar.com」で無料提供される予定だ。数量限定で、なくなり次第終了となる。

この企画はソーシャルメディア上でマクドナルドのナゲットにキャビアを載せるという「高級×ファストフード」というトレンドが話題になったことに着想を得たものだという。人気料理人がフライドチキンとキャビアの組み合わせを称賛したり、歌手リアーナが自身の動画でキャビアとナゲットを楽しむ姿を披露したことが話題になり、ファンの間でも話題となっていた。

バレンタインデーは米国の飲食業界にとって重要な商戦の一つで、全国レストラン協会によると、母の日に次いで2番目に外食需要が高まる日となっている。通常、カジュアルレストランの方が売上の伸びが大きいが、ファストフード業界でも特別なプロモーションで顧客の関心を引こうという動きが広がっている。

ハンバーガーチェーンであるホワイトキャッスルは35年連続で一部店舗を「ラブキャッスル」と称してバレンタインデー仕様の装飾やテーブルサービスを提供し、一部の店舗では事前予約が埋まるほどの人気となっている。

また、チキン専門のファストフードチェーンであるチックフィレイはナゲットをハート形のトレイで提供。パパ・ジョンズやピザハットはハート形ピザを発売。アンティ・アンズはハート形のソフトプレッツェルを用意し、コンビニ大手のセブンイレブンもハート形ドーナツや配達注文への割引を実施するなど、多様な企業がバレンタインメニューを展開している。

一方で、マクドナルドはこのキャビアキットについて配布数を明らかにしていないが、キャビアの市場価格が高いことから(1オンスのシベリアチョウザメキャビア=約85ドル)、販売数が少なくなると予想されている。

ファストフード各社はこのような季節限定商品や仕掛けを通じて、従来の「手軽さ」「安さ」に加えて話題性や体験価値を提供し、バレンタインデーという特別な日の需要を取り込もうとしている。

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