▽ウィスコンシン州ウォーケシャ郡保安官事務所は3月1日、被告の父親(51歳)と母親(37歳)が自宅で死亡しているのを確認した。
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米ウィスコンシン州で両親を殺害し、トランプ(Donald Trump)大統領の暗殺を企てたとされる17歳の少年が逮捕・起訴された。連邦当局が12日に開示した裁判資料で明らかになった。
それによると、ニキータ・カサップ(Nikita Casap、17歳)は3月に逮捕され、2件の第1級殺人罪や死体隠匿罪などで起訴されたという。
検察は被告がトランプ政権転覆に必要な経済的手段を得るために両親を殺害したと主張している。
被告は両親を殺害した後、1万ドルを超える私財を盗み、金銭を得るための偽の身分証明書を使ったとされる。
裁判資料によると、捜査当局は陰謀、大統領暗殺計画、大量破壊兵器の使用などの連邦罪を視野に捜査を進めているという。
ウィスコンシン州ウォーケシャ郡保安官事務所は3月1日、被告の父親(51歳)と母親(37歳)が自宅で死亡しているのを確認した。死因は明らかにしていない。
保安官事務所は捜索令状を発行。その後、被告の携帯電話から「九角教団(Order of Nine Angles)」という組織の資料を発見した。
連邦捜査局(FBI)は被告を逮捕した後、トランプ氏の暗殺と「白人種を救うための革命」を呼びかけるために被告が両親を殺害したと結論付けた。
FBIは裁判資料の中で、「被告は大統領を殺害し、合衆国政府を転覆させるという計画について、他の関係者と連絡を取り合っていた。そして被告は少なくとも部分的に、攻撃を行うための大量破壊兵器として使用するドローンと爆発物の代金を支払った」と述べている。
九角教団は1960年代にイギリスで設立され、1980年代初頭にネオナチのイデオロギーと活動で注目を集めた。
警察は被告の認否を明らかにしていない。