◎アカゲザルを含む外来種のサルに引っかかれたり噛まれたりすると、Bウイルス病のような感染症に感染する恐れがある。
米フロリダ州で野生のアカゲザルの目撃情報が相次ぎ、当局が注意を呼びかけている。
現地メディアによると、今週、3つの地域の住宅地で野生のサルが目撃されたという。
同州オレンジシティの警察は16日、X(旧ツイッター)にアカゲザルの写真を投稿。「市内の複数カ所で立て続けにアカゲザルが目撃された」と書いた。
警察はこれらの地域でサルを目撃したり、遭遇した場合はフロリダ州魚類野生生物局(FWS)に連絡するよう住民に呼びかけている。
オレンジシティ警察の広報担当は18日、ABCニュースの取材に対し、「12月13日に最初の目撃情報が入り、その後、少なくとも2つの市でもアカゲザルが確認された」と語った。
それによると、この3地域の目撃地点はそれぞれ50キロほど離れているため、同じ個体である可能性は低いという。
フロリダ州で野生のサルに餌をやることは州法で禁じられている。違反した場合、2カ月以下の懲役もしくは罰金刑に処される可能性がある。
アカゲザルを含む外来種のサルに引っかかれたり噛まれたりすると、Bウイルス病のような感染症に感染する恐れがある。