◎亡くなったのは同州ミルズ在住の34歳男性。同州グラフトンの炭鉱で電気技師として働いていた。
米ウェストバージニア州の炭鉱(Getty Images)

ウェストバージニア州北部の炭鉱で働く鉱夫が仕事中のケガにより亡くなった。同州知事が4日、明らかにした。

それによると、亡くなったのは同州ミルズ在住の34歳男性。同州グラフトンの炭鉱で電気技師として働いていた。

男性は1週間前、仕事中に負傷し入院。治療を受けていたが4日に息を引き取ったという。

同州知事室はSNSに声明を投稿。男性に哀悼の意を表した。

鉱山安全衛生局(MSHA)によると、男性は9月28日に負傷したという。それ以上の詳細は明らかにしていない。

男性には妻と3人の子供がいる。

州政府はMSHAと州炭鉱労働局に再発防止策を講じるよう命じている。

MSHAによると、この死亡事故はウェストバージニア州で今年5件目、全米では今年10件目の死亡事故であった。

ウェストバージニア州は全米で最も貧しい州のひとつであり、かつて炭鉱で栄えたものの、現在はその多くが閉山となり、若者が州外に流出。一部地域の失業率は30%を超え、ドラッグが蔓延し、社会問題になっている。

スポンサーリンク