◎住民の女性は50~100匹のアライグマが自宅敷地に侵入し、攻撃的な動きを見せていると警察に通報。その後、身の危険を感じて自宅から逃げ出した。
米ワシントン州キトサップ郡の民家にアライグマの群れが押し寄せ、住民の女性が避難を余儀なくされた。警察が9日、明らかにした。
それによると、現場はキトサップ郡ポールズボ近郊の民家。
住民の女性は50~100匹のアライグマが自宅敷地に侵入し、攻撃的な動きを見せていると警察に通報。その後、身の危険を感じて自宅から逃げ出したという。
警察によると、女性は数十年前からアライグマにエサを与え始め、6週間ほど前に一度にやってくるアライグマの数が初めて数匹に増えたという。
その数はジワジワ増え始め、100匹ほどに達した。
キトサップ郡保安官事務所は声明で、「アライグマは女性の家をエサ場とみなし、早く食べ物をくれとしつこくせがみ、車をひっかき、玄関で大暴れした」と述べた。
また同保安官事務所は「可愛いからといって、野生のアライグマにエサをやってはならない」と強調した。
同保安官事務所と魚類野生生物局(FWS)は法律違反はないと判断している。
同保安官事務所が公開した映像にはアライグマが家の周りをうろついている様子が映っていた。
アライグマは雑食。特定外来生物に指定されている。