▽このギョロ目アートは数カ月前に初めて確認され、SNSで大バズりした。
米オレゴン州デシューツ郡ベンドの芸術作品に「ギョロ目」を取り付けた男性が市当局に謝罪した。現地メディアが24日に報じた。
報道によると、ベンドに拠点を置き、人身売買撲滅に取り組み非営利団体「ガーディアン・グループ」の創設者であるジェフ・キース(Jeff Keith)氏が複数のアートにギョロ目を取り付けたことを認めたという。
このギョロ目アートは数カ月前に初めて確認され、SNSで大バズりした。
キース氏はAP通信の取材に対し、「市内の彫刻にギョロ目を取り付けたのは私です」と語った。
それによると、キース氏は人身売買を防ぐ取り組みが行き詰まった時、冗談半分で市内のアートにギョロ目を取り付けたという。
キース氏は「ギョロ目アートを見て大笑いし、人身売買を防止する新たな案が浮かんだ」と語った。
ベンド当局は先月初旬、接着剤がアートを傷つける可能性があるとして、ソーシャルメディアに「ギョロ目を取り付けないで」と投稿した。
ベンド市が公開した写真にはギョロ目が取り付けられた2頭の鹿の彫刻が映っていた。
当局によると、8つの彫刻が被害を受け、ギョロ目を除去するのに1500ドルかかったという。
キース氏はAPに「ギョロ目がSNSで話題になり、ニュースでも取り上げられた後、市役所に行って私がギョロ目を取り付けたと謝罪し、修理費用を支払うと申し出た」と語った。
地元メディアによると、市当局は被害届を提出しておらず、キース氏が刑事責任に問われることはないという。