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▽ルビオ米国務長官は今週、ベネズエラが自国民を受け入れない場合、追加制裁を科すと警告していた。
2025年3月20日/ベネズエラ、シモン・ボリバル国際空港、メキシコから強制送還された人々(ロイター通信)

南米ベネズエラマドゥロ(Nicolas Maduro)大統領は22日、米国から強制送還されるベネズエラ人を受け入れることで米政府と合意したと明らかにした。

それによると、23日から送還便の受け入れを再開するという。

マドゥロ氏はテレビ演説で、「明日、我々は米国から送還されるベネズエラ人の受け入れを再開する」と述べた。

ルビオ(Marco Rubio)米国務長官は今週、ベネズエラが自国民を受け入れない場合、追加制裁を科すと警告していた。

ホワイトハウスはマドゥロ氏の発表に関するコメントを出していない。

トランプ政権は先週末、1798年に制定され、第2次世界大戦中に日系人の強制収容で使われたことで知られる敵性外国人法に基づき、ベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアの構成員約250人をエルサルバドルの警備厳重な刑務所に送った。

マドゥロ氏は演説の中でエルサルバドルに送還された移民に言及。「彼らは米国でもエルサルバドルでも悪いことはしていない」と述べ、刑務所から解放するよう促した。

またマドゥロ氏はエルサルバドルに送られたベネズエラ人を受け入れる用意があると示唆した。

エルサルバドル政府はコメントを出していない。

ワシントンDC連邦裁判所は15日、敵性外国人法に基づく送還を14日間差し止めたが、政府は送還便が既に領空外に出ていたため、エルサルバドルに向かわせたと主張している。約250人のうち137人が敵性外国人法に基づき送還された。

同裁判所はトランプ政権が裁判所命令を無視してエルサルバドルへの送還を強行したかどうかを調べている。政府は3月25日までに司法省の質問に答える必要がある。

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