スポンサーリンク
▽トランプ政権は1798年に制定され、第2次世界大戦中に日系人の強制収容で使われたことで知られる戦時法に基づき、238人を強制送還した。
2025年3月16日/エルサルバドル、中部テコルカの刑務所(Salvador Melendez/AP通信)

ベネズエラ政府は16日、米国がベネズエラのギャング「トレンデアラグア」のメンバー238人をエルサルバドルに強制送還したことを非難した。

トランプ政権は1798年に制定され、第2次世界大戦中に日系人の強制収容で使われたことで知られる戦時法に基づき、238人を強制送還した。

ワシントンDCの連邦地裁はこの発動を14日に差し止めていた。

ベネズエラ政府は声明で、「14歳の子供を誘拐・脅迫・送還するという米国の決定を非難する」と述べた。

米政府はトレンデアラグアが米国領土で侵略または略奪目的の襲撃を行っていると宣言。14歳以上のメンバーを敵性外国人と認定し、逮捕、拘束するよう関係機関に指示していた。

国務省は先月、トレンデアラグアを含む中南米の8つの麻薬カルテルを「外国テロ組織」に指定した。

エルサルバドルのブケレ(Nayib Bukele)大統領は16日、X(旧ツイッター)への投稿で、「トレンデアラグアとされるメンバー238人を初めて受け入れ、彼らは直ちにテロ拘置所に移送され、拘留期間は1年間で、その期間は更新される可能性がある」と記した。

AP通信は前日、米政府がこの受け入れに先立ち、エルサルバドルに600万ドルを支払う予定と報じていた。

トレンデアラグアはベネズエラ北部アラグア州の刑務所で創設されたギャング。ベネズエラ当局は23年、この組織を解体したと発表していたが、幹部の行方は分かっていない。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク