▽米国は昨年、インドに418億ドル相当の商品を輸出。その大半に関税がかけられている。
とバンス米副大統領(AP通信).jpg)
バンス(JD Vance)米副大統領が21日、訪問先のインド・ニューデリーでモディ(Narendra Modi)首相と会談し、貿易やインド太平洋地域の情勢などについて協議した。
モディ氏は声明で、両国間の貿易協定締結に向けた協議が大きく進展したことを歓迎した。
バンス氏は4日間インドに滞在し、民間企業の経営者などとも会談する予定だ。
インド首相府はSNSへの声明で、「モディ首相とバンス米副大統領はエネルギー、防衛、戦略的技術などにおける協力強化に向けた継続的な取り組みについても言及した」と述べた。
また2人はインド太平洋地域、ガザ紛争、ウクライナ戦争など、世界的な問題についても話し合ったとしている。
モディ氏はトランプ(Donald Trump)大統領就任後、直接会談した国家元首のひとりであり、貿易取引の一環として、米国に対する輸入関税を引き下げる意向を示している。
米国は昨年、インドに418億ドル相当の商品を輸出。その大半に関税がかけられている。
トランプ氏はインドを「関税乱用者」「関税王」と呼んでいる。
トランプ政権による90日間の猶予期間が終了すると、インドは26%の相互課税を課されることになる。