◎ウェストハリウッドはビザリーヒルズとロサンゼルスの間に位置するセレブの町である。
米カリフォルニア州ロサンゼルスの観光名所ハリウッド(Getty Images)

カリフォルニア州ロサンゼルスのウェストハリウッドの最低賃金(時給)が19ドル(2743円)を突破し、全米一となった。現地メディアが1日に報じた。

ウェストハリウッドはビザリーヒルズとロサンゼルスの間に位置するセレブの町。人口は約3万5000人。

報道によると、他の都市でも最低賃金が軒並み上昇したという。

サンフランシスコの最低賃金は1ドル以上上昇し、18.07ドルとなった。ロサンゼルスは時給16.78ドル、ワシントンD.C.は16.10ドルから17ドルに上昇した。

ロスの客室数60室以上のホテルの最低賃金は18.86ドルから19.73ドルに引き上げられた。サンタモニカのホテルも19.73ドルに上昇した。

ワシントン州シアトルの時給も19ドル近くまで上昇している。

ウェストハリウッドの労働者たちは家賃、ガソリン代、食費が高騰するなかでの賃上げを歓迎したが、雇用者は人件費の高騰に不満を漏らしている。

高級レストラン「La Boheme(ラ・ボエム)」のCEOはロサンゼルス・タイムズ紙の取材に対し、「人件費削減のため、スタッフを120人から80人に減らした」と語った。

一方、ウェストハリウッドの酒屋で働く男性は同紙取材に対し、「昨夏の賃上げでエアコンを購入できた」と語った。

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