▽米国では23年10月にガザ紛争が始まって以来、反イスラム、反パレスチナ、反ユダヤのヘイトが急増している。
米ペンシルベニア州の公立学校の教師がパレスチナ系の中学生をイスラム過激派呼ばわりした疑いで休職処分となった。学区と人権団体が25日、明らかにした。
米国では23年10月にガザ紛争が始まって以来、反イスラム、反パレスチナ、反ユダヤのヘイトが急増している。
ペンシルベニア州ドーフィン郡学区は声明で、「教師が先週、放課後のプログラムで差別的な発言をしたという報告を受け、調査している」と述べた。
それによると、この教師はパレスチナ自治区にルーツを持つ生徒をイスラム過激派と呼んだとされる。
教師はこの発言を受け、分限休職処分となった。
米イスラム関係評議会(CAIR)は関係者の話しとして、この教師は生徒が席の変更を求めた際、「私はテロリストとは交渉しない」と発言したと報告している。
地区とCAIRは教師の身元を明らかにしていない。CAIRは声明で、その生徒の両親と連絡を取っていると明らかにした。