▽米軍は3月15日にフーシ派への攻撃を開始して以来、首都サヌアやホデイダなどを800回以上空爆。フーシ派はこれまでに200人以上が死亡したと報告している。
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米軍がイエメンの首都サヌアなどを空爆し、少なくとも8人が死亡した。親イラン武装組織フーシ派が27日、明らかにした。
米中央軍(CENTCOM)は27日の声明で、フーシ派を標的とする作戦により、ミサイルおよびドローンプログラムに関与した者を含む、数百人のフーシ派戦闘員と指導者らを殺害したと述べたが、最新の空爆には言及しなかった。
米軍は3月15日にフーシ派への攻撃を開始して以来、首都サヌアやホデイダなどを800回以上空爆。フーシ派はこれまでに200人以上が死亡したと報告している。
4月18日の空爆では少なくとも74人が死亡、171人が負傷したとされる。
トランプ氏はフーシ派への空爆を継続すると宣言し、その後ろ盾であるイランとの取引を求めてきた。核開発をめぐる協議はゆっくり前進しているように見えるが、両国の意見の隔たりは依然として大きい。
トランプ氏は今週、SNSへの投稿で、「イランは間違いなくフーシ派への支援を続けている。フーシ派はイランの後ろ盾があればこそ、周辺海域で活動する米軍に向けてミサイルを発射することができる」と述べていた。
またトランプ氏は「航行の自由とこの地域における米国の抑止力の回復という目的が達成されるまで、圧力を強化し続ける」と強調した。
フーシ派はイランを中心とする「抵抗戦線(抵抗の枢軸)」の中でイスラエルを定期的に攻撃できる最後の過激派組織である。
フーシ派メディアは27日未明、米軍がサヌア北部の地区を空爆したと報じ、爆発の映像を公開。この空爆で8人が死亡したとされる。
また同メディアは夜間にアムラン州とサーダ州でも大きな爆発があったと報じた。死傷者の情報はない。