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米海軍、ベネズエラ沖で「麻薬密輸船」爆撃、6人死亡、トランプ氏が発表

トランプ政権はラテンアメリカの麻薬カルテルからの脅威と闘う取り組みの一環として、この地域にイージス艦など、数千人規模の部隊を派遣している。
トランプ米大統領(左)とベネズエラのマドゥロ大統領(Getty Images/AFP通信)

トランプ(Donald Trump)大統領は14日、ベネズエラ沖で米海軍が新たな麻薬密輸船を爆撃し、6人が死亡したと発表した。

トランプ氏はトゥルース・ソーシャルへの投稿で、「この攻撃で死亡したのは麻薬船の乗員であり、米軍に死傷者はなかった」と書いた。

またトランプ氏はヘグセス(Pete Hegseth)国防長官が14日朝に攻撃を命じたと述べ、これまでと同様にその様子を撮影した動画を公開した。

ヘグセス氏もその後、X(旧ツイッター)に同じ動画を投稿した。

トランプ氏は「この攻撃は公海上で実施され、情報により、この船は麻薬を密輸し、麻薬テロリストのネットワークと関係があることが確認された」と強調した。

カリブ海に展開している海軍は先月初め、外国テロ組織に指定されているベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアが運航する麻薬輸送船を空爆し、構成員11人を殺害。その後、さらに3隻の麻薬密輸船を爆撃した。

トランプ政権はラテンアメリカの麻薬カルテルからの脅威と闘う取り組みの一環として、この地域にイージス艦など、数千人規模の部隊を派遣している。

ベネズエラの独裁者であるマドゥロ(Nicolas Maduro)大統領はこの攻撃を米国による「侵略行為」と呼び、国際社会に米海軍を止めるよう求めている。

米当局はこれまでの攻撃で「麻薬テロリスト」27人(計5隻)を殺害したと報告している。

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