◎全米の非営利団体「KidsAndCars.org」によると、今年、全米で車内に置き去りされ亡くなった子供は少なくとも17人確認されている。
米アリゾナ州で生後6ヶ月の男児が高温の車内に約7時間放置され、死亡した。警察が1日、明らかにした。
それによると、事故は7月30日に発生。母親が近所の友人に男児を車で送ってもらうよう頼んだという。
友人は男児を後部座席のチャイルドシートに乗せ、目的地に向かう途中、仮眠をとった。
その後、友人は目的地で用事を終え、男児と共に帰宅。
友人は30日の午後2時頃に帰宅し、車を家の前に止めた。
男児の父親は午後8時45分頃、友人にいつ息子を連れてくるのか電話で尋ねた。
友人は男児を後部座席に忘れたことに気付き、911通報した。死因は明らかにされていない。
ルイジアナ州でも同じ日、生後6ヶ月の男児が高温の車内に置き去りにされ死亡した。
それによると、親が仕事を終えてデイケアに赤ん坊を迎えに行ったところ、その日の朝、デイケアに赤ん坊を預けるのを忘れ、車内に置き去りにしたことに気づいたという。
全米の非営利団体「KidsAndCars.org」によると、今年、全米で車内に置き去りされ亡くなった子供は少なくとも17人確認されている。
昨年は29人の子供が暑い車の中で死亡した。KidsAndCars.orgによると、2018年の死者は過去最高の54人であった。
1990年以降、少なくとも1101人の子供が車内に取り残され死亡。うち約88%が3歳以下であった。