◎アニタ国会議長は最近、その富の出所や公金を不正に流用したとして注目を浴びている。
ウガンダ、首都カンパラ、アニタ国会議長(Getty Images)

米国務省が30日、アフリカ東部・ウガンダの国会議長とその夫および、その他政府関係者を制裁リストに追加した。

それによると、アニタ(Anita Among)国会議長は重大な汚職に関与したという。

これにより、アニタ氏らは米国に入国できなくなった。

国軍の元副司令官は「超法規的殺人」を理由に制裁を受けた。

さらに、貧困地域の住民に配布される予定であった屋根シートの窃盗に関与したとされる元政府高官3人もリスト入りした。

権威主義的なムセベニ(Yoweri Museveni)大統領の盟友であるアニタ氏は最近、その富の出所や公金を不正に流用したとして注目を浴びている。イギリス政府は先月、アニタ氏らに渡航制限を課した。

ムセベニ氏が命じた現在進行中の調査では、アニタ氏が税務当局に申告していない財産をイギリスに隠し持っているかどうかが焦点となっている。

アニタ氏の夫であるマゴゴ(Moses Magogo)議員も制裁を受けた。マゴゴ氏は2013年からウガンダ・サッカー連盟の会長を務めており、ウガンダ代表が2026FIFAワールドカップへの出場を果たした場合も、制裁が維持されていれば渡米できない。

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