▽トランプ米政権は不法滞在とみなされた移民の本国送還を進めている。
と野党指導者(Mulugeta-Ayene/AP通信).jpg)
米国務省は5日、アフリカ東部・南スーダンが米国内で拘束された自国民を受け入れなかったとして、同国民が保有する全てのビザを取り消すと発表した。
トランプ米政権は不法滞在とみなされた移民の本国送還を進めている。
国務省は以前、自国民を引き取らない国に対して、ビザ取り消しや追加関税などの制裁を科すと警告していた。
ルビオ(Marco Rubio)国務長官は声明の中で、「南スーダンは強制送還が決まった自国民を受け入れる、保護するという当たり前の原則を無視した」と批判した。
またルビオ氏は「国務省は直ちに、南スーダン人が保有するすべてのビザを失効させ、南スーダン人の入国を禁じる措置を取る」とした。
さらに、「南スーダン政府が送還が決まった自国民を受け入れる場合、この措置を見直す用意がある」と強調した。
ワシントンDCの在南スーダン大使館はコメントを出していない。
南スーダンでは現在、国軍とマシャール(Riek Machar)副大統領を支持する武装勢力との戦闘が激化。キール(Salva Kiir)大統領の管理下にある国軍は上ナイル州などで空爆を実施し、大勢を殺害した。
キール氏はこの数週間、マシャール氏に近い政府高官を解任し、マシャール派を怒らせている。
3月初旬、北東部で国軍とマシャール派の民兵が衝突。国軍はこの攻撃により撤退を余儀なくされた。
キール氏はこれに反発し、マシャール陣営の閣僚を含む複数の幹部を逮捕。そして先月末、マシャール氏本人も逮捕した。
南スーダンは2011年に独立。2年後の2013年、キール氏に忠実な組織がマシャール氏の支持勢力に攻撃を仕掛け、内戦が勃発。18年の和平合意で終結した。その犠牲者は40万人以上と推定されている。