◎被告は2020年8月に発生した殺人事件で逮捕、起訴されていた。
米テキサス州ハリス郡の地方検事局(Getty Images)

テキサス州の捜査当局は23日、殺人事件で公判中の被告が足首に取り付けられたGPS装置を外して行方をくらませていると明らかにした。

ハリス郡地方検事局によると、スティーブン・チェイニー(Stephen Chaney)被告は10月9日、刑事裁判の陪審員選任に姿を見せ、翌日も出廷する予定であった。

しかし、被告はその時点で保釈契約に違反してGPS装置を外し、翌日の公判に出廷しなかったという。

検察は声明で、「被告は8日午後にGPS装置を市内の高速道路に捨てていた」と明らかにした。

被告は2020年8月に発生した殺人事件で逮捕、起訴されていた。

裁判所は被告抜きで審理を続け、陪審員は先週、被告に有罪評決を言い渡した。

被告は保釈契約により、出廷する時以外は24時間自宅に留まり、GPS装置を装着し続けることになっていた。

被告の弁護士はABCニュースの取材に対し、「依頼人は失踪するまで保釈の条件を全て守っていた」と語った。

検察によると、被告の逮捕状はすでに発行済み。警察が行方を追っている。

被告は22年5月25日に勾留され、23年4月1日に保釈されていた。

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