米30年物固定住宅ローン金利、3週連続低下、債券市場に反応
住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響を受ける。
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米国の30年物固定住宅ローン金利が3週連続で低下し、高水準の借入コストが住宅市場の重荷となる中、ささやかな安心材料となった。
フレディマックは18日、30年ローン金利が先週の6.84%から6.81%に低下したと発表。1年前は6.87%であった。
低金利への借り換えを希望する住宅所有者に人気の15年ローンも先週の5.97%から5.96%に低下。1年前は6.13%であった。
住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響を受ける。
10年債利回りは18日正午時点で4.35%となり、数週間前の4.58%から低下した。
30年ローン金利は10年物国債利回りの動きに緩やかに追随している。
30年ローン金利は今年1月中旬に記録した7%超とほぼ変わらない水準を維持している。今年の下落局面は4月初旬の6.62%で、それ以降は6.70~7.00%の間を行ったり来たりしている。
今回の下落により、30年ローン金利は5月中旬の水準に戻った。
米国の中古住宅の売上高は昨年、約30年ぶりの低水準に落ち込んだ。