◎遺体はリオグランデ川の国境ライン近くに設置されたオレンジ色のブイに引っかかっていた。
米メキシコ国境を流れるリオグランデ川で移民とみられる2人の遺体が発見された。現地メディアが3日に報じた。
それによると、遺体はリオグランデ川の国境ライン近くに設置されたオレンジ色のブイに引っかかっていたという。
メキシコ外務省は声明で、「2遺体が収容され、身元確認を進めている」と明らかにした。
AP通信は関係者の話しとして、「テキサス州公安局は2日午後、リオグランデ川で遺体が見つかったとメキシコ領事館に通知した」と伝えている。
その後、通知を受けたメキシコ外務省が地元当局に一報を入れ、現地に捜索隊が派遣された。
2人の死因は明らかになっていない。
ABCニュースは捜査当局者の話を引用し、「2遺体はともに男性で、1人はメキシコ、もう1人はホンジュラス出身」と報じた。
それによると、メキシコ人の遺体は腐敗が進んでいたという。一方、ホンジュラス人は最近死亡したとみられる。
テキサス州当局はアボット(Greg Abbott)州知事の指示により、メキシコから米国に不法入国する移民を阻止するため、この夏からリオグランデ川の一部にブイを設置し始めた。
司法省はこのブイの設置をめぐってアボット氏を提訴している。