◎カラカルは絶滅危惧種ではないが、ワシントン条約によって保護されている。
アフリカとアジア原産のエキゾチックな大型猫「カラカル」が米イリノイ州シカゴ郊外のゴルフ場を徘徊し、民家の軒下に飛び込んだ後、警察に捕獲された。シカゴ警察が16日、明らかにした。
カラカルは絶滅危惧種ではないが、ワシントン条約によって保護されている。
イリノイ州警察によると、ここ数日、「シカゴのゴルフ場やその周辺に大きな猫がいる」という通報が相次ぎ、パトロールを強化していたところ、エキゾチックな大型猫を発見したという。
カラカルは街中にいる普通の猫とは異なり、長い足、短い尾、長い房状の耳、強力なとがった歯を持つ印象的な外見が特徴である。
同州警察は声明で、パトロール開始から数日後、当局はカラカルの居場所を突き止め、捕獲に成功したと述べた。
それによると、カラカルはゴルフ場から近くの民家の軒下に逃げ込み、警察官に取り囲まれた後、激しく抵抗したものの、無傷で保護されたという。
このカラカルはウィスコンシン州シャロンにある保護施設に入所する予定だ。