▽在シリア・米国大使館はアサド前政権と反体制派との間で内戦が勃発した直後の2012年に業務を停止した。
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在シリア・米国大使館は28日、ラマダン(断食月)明けの祭りイード・アル・フィトルの期間中、テロ攻撃のリスクが高まるとして、すべての自国民に国外退避を勧告した。
同大使館は28日遅くの声明で、「首都ダマスカスにある大使館、国際機関、シリアの公的機関を標的とした攻撃の可能性がある」として、自国民に注意を促す通知を掲載した。
同大使館は次のように勧告している。「単独犯、テロリストによる襲撃、爆破テロのリスクが高まっています。今すぐ出国してください...」
米国務省のシリアへの渡航勧告はレベル4。米国民はいかなる理由であれ、シリアへの渡航を控えるよう勧告されている。
大使館は「この勧告はテロ、内乱、誘拐、人質、武力紛争、不当な拘束などの重大なリスクがあるため、引き続き有効である」としている。
在シリア・米国大使館はアサド前政権と反体制派との間で内戦が勃発した直後の2012年に業務を停止した。
アサド(Bashar Assad)前大統領は昨年末、タハリール・アルシャーム機構(HTS)率いる反体制派による電光石火の攻勢に対応できず、ロシアに逃亡。これにより、50年にわたるアサド一族の独裁に終止符が打たれた。
現在はHTSの指導者であるシャラア(Ahmed al-Sharaa、通称ジャウラニ)大統領が暫定政府を率いている。