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▽卵の価格が前月比で下落したのは24年10月以来である。
米カリフォルニア州のスーパーマーケット(Getty Images)

米国の25年4月の鶏卵小売価格が下落した。

商務省が13日に公表したデータによると、25年4月のグレードA卵1ダースの平均価格は前月から12.7%下落し、5.12ドルとなった。卵の価格が前月比で下落したのは24年10月以来である。

しかし、鳥インフルエンザの蔓延で多くの採卵鶏が殺処分されているため、卵の価格は歴史的な高値に近い状態が続いている。24年4月の1ダース価格は平均2.86ドルであった。

25年3月には過去最高の1ダースあたり6.23ドルまで上昇した。

鳥インフルにより、24年から今年にかけて殺処分された養鶏は1億6600万羽を超え、そのほとんどが採卵鶏であった。今年に入ってからだけでも、3000万羽以上の採卵鶏が殺処分された。

4月にはオハイオ州とサウスダコタ州の2つの農場で発生し、92万羽以上の採卵鶏が処分された。

疾病対策センター(CDC)は鳥インフルがヒトからヒトに感染したケースは確認されていないとして、公衆衛生上のリスクは低いとしている。

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