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▽トランプ政権は追放した不法移民の一部をパナマに送り、そこから本国に送る契約をパナマ政府と結んだとされる。
コロンビアとパナマの国境「ダリエン地峡」を進む移民(Ivan Valencia/AP通信)

中米パナマのムリノ(José Raúl Mulino)大統領は13日、米国から強制送還された不法移民119人を乗せた便が到着したと明らかにした。

トランプ政権は追放した不法移民の一部をパナマに送り、そこから本国に送る契約をパナマ政府と結んだとされる。

ムリノ氏は記者会見で、「昨日、米空軍の便が到着し、様々な国の不法移民119人を一時的に受け入れた」と語った。

それによると、中国、ウズベキスタン、パキスタン、アフガニスタンなどからの移民が乗っていたという。

ムリノ氏は米国からの便があと2回到着し、計360人を受け入れる予定としている。

ムリノ氏によると、到着した移民たちはパナマとコロンビアの間にある危険な密林地帯「ダリエン地峡(Darien Gap)」の収容施設に移され、その後、それぞれの国に送還される予定だという。

ムリノ氏は記者から「なぜパナマが中継地に選ばれたのか?」と問われ、「米政府が要請した」とだけ答えた。

それによると、米政府は国際移住機関(IOM)を通じて送還費用を支払っているという。

ムリノ氏は12日に到着した119人について、「米国境を越えた後に拘束された人々で、犯罪歴はない」とした。

パナマと米国はパナマ運河の管理権をめぐって対立。トランプ(Donald Trump)大統領はパナマ運河の通行料が高騰していることに不満を示し、パナマ政府に運河の管理権を米国に返還するよう求めている。

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