◎デング熱は蚊が媒介する疾患のひとつで、発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔吐などの症状がみられる。熱帯地域の水源近くで蔓延することが多い。
疾病対策センター(CDC)が10月31日に公表したデータによると、今年全国で報告された感染者は6800人超。このうち約4400人が国内で、約2400人が海外で感染したという。
デング熱は蚊が媒介する疾患のひとつで、発熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔吐などの症状がみられる。熱帯地域の水源近くで蔓延することが多い。ヒトからヒトに感染することはない。
CDCはデング熱が流行する地域への渡航歴がない患者を国内感染者と判断している。
CDCによると、昨年通年の感染者は3352人。今年は10月末時点でこの2倍以上となっている。
最も感染者が多い地域は米領プエルトリコで4200人超。自治政府は今年3月に公衆衛生上の緊急事態を宣言した。
カリフォルニア州ロサンゼルスでも最近、新たに2人の患者が確認された。
CDCによると、2人のうち1人はデング熱が流行している地域への渡航歴があったという。
ロサンゼルスで今年確認された患者は11人となっている。
デング熱の最も一般的な症状は痛み、吐き気、嘔吐、発疹を伴う発熱。症状は通常、蚊に刺されてから2週間以内に始まり、2〜7日間ほど続く。ほとんどの人は1週間ほどで回復する。