◎牛舎を巻き込んだ火災として、統計を取り始めて以来最悪の被害になった。
米テキサス州当局は13日、パンハンドルにあるサウス・フォーク酪農場で10日に発生した火災・爆発事故について、1人が重傷を負い、牛推定1万8000頭が死んだと報告した。
パンハンドルの保安官事務所は声明で、「火元は施設内の設備とみられ、過去10年で最も悲劇的な火災になった」と述べている。
それによると、牛舎を巻き込んだ火災として、統計を取り始めて以来最悪の被害になったという。
牛以外にも豚、ヤギ、ヒツジなどの家畜が炎と爆発に巻き込まれ、死んだ。
当局は火元とみられる納屋で捜査を続けている。
AP通信によると、米国で最も多くの家畜が死んだ火災はインディアアナ州マンチェスターで発生した鶏舎火災。ニワトリ推定100万羽が死んだという。
昨年も複数の地域で鶏舎火災が報告され、40万羽近くが死んだケースもあった。
APによると、サウス・フォーク酪農場の関係者と連絡を取ることはできず、負傷者の容体も不明とのこと。
この酪農場はダラスの北西約550kmの地点にある。