◎事件は24日夜に発生。在米国・キューバ大使館の周辺に集まったグループが火炎瓶を2つ、敷地内に投げ込んだとみられる。
何者かが米ワシントンD.C.のキューバ大使館に火炎瓶を投げ込んだ。キューバ外務省が25日、明らかにした。
それによると、事件は24日夜に発生。在米国・キューバ大使館の周辺に集まったグループが火炎瓶を2つ、敷地内に投げ込んだという。
キューバ外務省の報道官はフェイスブックに声明を投稿。「ワシントンD.C.の在外公館がテロリストの標的になったことに怒りを禁じえない」と非難した。
報道官によると、大使館職員にケガはなく、調査が進められているという。
ワシントンD.C.の警察当局は声明を出していない。
同大使館も公式ホームページに声明を投稿。「在米国・キューバ大使館がテロの標的になったものの、職員にケガはなかった」と述べた。
同大使館が暴力の標的になったのは2020年4月以来2度目。
キューバ外務省の報道官はバイデン政権に対し、「この恥ずべきテロ攻撃に関与した容疑者を速やかに逮捕し、キューバの在外公館および、この国で生活するキューバ市民の安全を確立する必要がある」と訴えた。
同大使館は両国の国交が正常化された2015年に運用を再開した。