米国の主要都市でLGBTパレード、「プライド月間」締めくくる

今年はトランプ政権と共和党がLGBTQ+に優しい政策の撤回を図っていることから、明らかに反抗的な姿勢が見られた。
2025年6月29日/米ニューヨーク市マンハッタンで開催されたLGBTプライドパレード(AP通信)

米国の主要都市で29日、LGBTQ+(性的少数者)の権利啓発を促す「プライド月間」の最終パレードが行われ、数万人が参加した。

今年はトランプ政権と共和党がLGBTQ+に優しい政策の撤回を図っていることから、明らかに反抗的な姿勢が見られた。

ニューヨーク市マンハッタンの今年のテーマは「立ち上がれ:抗議のプライド」であった。

サンフランシスコのテーマは「クィア:喜びは抵抗」。シアトルは「より大きな声」だった。

世界最大級のプライドイベントが開催されたサンフランシスコでは参加者がカリフォルニア州の中心街マーケットストリートを練り歩き、シビックセンタープラザに設置されたコンサートステージに向かった。

デンバー、シカゴ、シアトル、ミネアポリス、カナダのトロントでも29日にプライドパレードが開催された。

東京、パリ、サンパウロを含む世界の主要都市でも今月前半に同様のイベントが開かれた。ロンドンは7月、リオデジャネイロは11月に予定している。

トランプ(Donald Trump)大統領はトランスジェンダーの人々を狙い、彼らを軍から追放し、若者の性別適合手術に対する連邦保険プログラムの支払いを阻止し、トランスジェンダーのアスリートを女性のスポーツから締め出そうとしている。

またトランプ氏は就任初日に、連邦政府が男性と女性の2つの性別のみを認め、変更はできないとする大統領令に署名した。

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