▽米国務省はソマリアのISISとそのリーダーに関する情報に報奨金をかけている。
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トランプ(Donald Trump)米大統領は1日、米軍がアフリカ東部・ソマリアで活動するイスラム国(ISIS)の拠点を空爆したと明らかにした。
トランプ氏はトゥルース・ソーシャルに声明を投稿。「ソマリアのISIS攻撃立案者やその他メンバーがいる隠れ家を空爆し、大勢を殺害した」と述べた。
またトランプ氏は「これらの殺人者たちは米国と同盟国を脅かしている」と強調した。
トランプ氏によると、米アフリカ軍(USAFRICOM)はISISが隠れ家として使っていた洞窟を空爆。民間人への被害は確認されていないという。
ヘグセス(Pete Hegseth)国防長官も声明を出し、「ゴリス山地のISIS拠点を攻撃し、初期評価では多くの戦闘員が死亡、民間人に被害はなかった」としている。
ソマリア大統領府によると、モハムド(Hassan Sheikh Mohamud)大統領は空爆の報告を受け、米政府に謝意を表明したという。
モハムド氏はその後、X(旧ツイッター)に声明を投稿。「テロとの闘いにおける米国の揺るぎない支援に深く感謝する」と記した。「トランプ大統領、テロ対策におけるあなたの大胆かつ果断なリーダーシップはソマリアで高く評価され、歓迎されています」
ソマリア北部プントランド当局によると、米軍はゴリス山地の一角にあるとされるISIS基地を空爆したという。
米国務省はソマリアのISISとそのリーダーに関する情報に報奨金をかけている。
ソマリアのISISは2015年に設立され、18年にISISの正式な同盟組織となった。
構成員は100~400人と推定され、政府高官、陸軍兵士や警察官、民間人、プントランドの治安部隊、アフリカ連合ソマリアミッションの兵士、同国最大のイスラム過激派アルシャバーブなどを標的にしている。