米海軍、ベネズエラ沖で「麻薬密輸船」空爆、6隻目、生存者も
トランプ政権はラテンアメリカの麻薬カルテルからの脅威と闘う取り組みの一環として、この地域にイージス艦など、数千人規模の部隊を派遣している。
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カリブ海に展開している米海軍が麻薬密輸船とされる船舶を空爆した。現地メディアが16日に報じた。
それによると、生存者もいるとみられる。
米海軍は先月初め、外国テロ組織に指定されているベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアが運航する麻薬輸送船を空爆し、構成員11人を殺害。その後、さらに4隻の麻薬密輸船を爆撃した。
ホワイトハウスのレビット(Karoline Leavitt)報道官は16日、記者団に対し、「ベネズエラ沖で確認された麻薬密輸船への攻撃は政権の権限内での行動だ」と強調した。
またレビット氏は「トランプ(Donald Trump)大統領はこれらの攻撃について、透明性を保っている」と述べ、機密解除された映像の公開を例に挙げた。
さらに、「これは驚くべきことではない。大統領は選挙運動で、長きにわたりわが国に違法な”毒物”を密輸してきた麻薬カルテルを追及するため、あらゆる権限を行使すると公約していた」と語った。
トランプ政権はラテンアメリカの麻薬カルテルからの脅威と闘う取り組みの一環として、この地域にイージス艦など、数千人規模の部隊を派遣している。
米当局は5隻を空爆した時点で「麻薬テロリスト」27人を殺害したと報告している。
ベネズエラの国連大使は16日、国連安全保障理事会に対し、米海軍による船舶への攻撃は違法であると判断し、ベネズエラの主権を支持する声明を発表するよう要請した。
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