◎この8人は昨年と今年、南部国境から入国し、ロサンゼルス、フィラデルフィア、ニューヨークで逮捕された。
米国土安全保障省(DHS)と連邦捜査局(FBI)は11日、イスラム国(ISIS)との関係が疑われるタジキスタン国籍の容疑者8人を逮捕したと発表した。
それによると、この8人は昨年と今年、南部国境から入国し、ロサンゼルス、フィラデルフィア、ニューヨークで逮捕されたという。
入管は8人の入国を許可。DHSもこの時、8人とISISの接点を確認できなかったとしている。
当局はこの数週間で8人とISISとの関係を示す情報を確認、逮捕に至った。
AP通信は治安筋の話しとして、「8人がテロを計画していたという証拠は見つかっておらず、国外退去させる準備を進めている」と報じた。
DHSとFBIは声明で、「捜査官が移民局(ICE)などと連携してタジキスタン国籍の容疑者8人を逮捕した」と明らかにした。
それによると、8人の身柄はICEに送られ、国外退去の手続きが終わるまで拘留される予定。
DHSとFBIは「国内でテロの脅威が高まっている」と警告し、これからも安全保障を脅かす団体や個人を特定・追跡・逮捕すると述べた。
ロシア・モスクワ郊外のコンサートホールで今年3月に発生した銃乱射事件(144人死亡)でも複数のタジキスタン人が逮捕されている。
ロシア連邦保安局(FSB)は実行犯とされる4人のタジキスタン人を含む数十人を逮捕した。