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米国、ベネズエラに対する新たな作戦開始へ、諜報任務か

作戦の詳細、時期、範囲は不明。中央情報局(CIA)が関与しているかも分かっていない。
2019年1月10日/ベネズエラのマドゥロ大統領(ロイター通信)

米国が今後数日以内にベネズエラ関連の新たな作戦を開始する可能性がある。現地メディアが23日に報じた。

ロイター通信は米当局者の話しとして、「政府は今後数日間で、ベネズエラ関連の作戦の新たな段階に入る」と伝えている。

作戦の詳細、時期、範囲は不明。中央情報局(CIA)が関与しているかも分かっていない。

米海軍の原子力空母ジェラルド・R・フォードは先週、ベネズエラ沖に到着した。

フォードを中核とする空母打撃群はこの海域で活動する部隊に合流。「麻薬密輸船」を取り締まる予定だ。

米海軍は9月、外国テロ組織に指定されているベネズエラの麻薬組織トレンデアラグアが運航する麻薬輸送船を空爆し、構成員11人を殺害。その後、さらに19隻の麻薬密輸船を爆撃した。

一連の攻撃による死者は80人にのぼっている。

トランプ(Donald Trump)米大統領は麻薬カルテルと戦争状態にあると宣言し、それをテロ組織に指定することで、一連の攻撃を正当化してきた。

これはジョージ・W・ブッシュ政権がテロとの戦争に使用したのと同じ法的権限に基づいている。

トランプ(Donald Trump)大統領はCIAによるベネズエラ国内での作戦を承認。諜報任務とみられるが詳細は明らかになっていない。

ロイターによると、新たな作戦もおそらく諜報任務になる見通し。

国防総省とCIAはこの報道についてコメントしていない。

トランプ氏は先週、ベネズエラに対する軍事行動の可能性を排除しなかった。

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