米国がベネズエラ大統領を拘束、国外に移送=トランプ氏
トランプ大統領は自身のSNSに声明を投稿。「ベネズエラ及びその指導者に対する大規模攻撃を秘密裏に実施し、マドゥロ夫妻を拘束、国外へ連行した」と書いた。
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米国は1月3日未明、南米ベネズエラに対し大規模な軍事攻撃を実施し、独裁者のマドゥロ(Nicolas Maduro)大統領とその妻を拘束、国外に移送したと発表した。
トランプ(Donald Trump)大統領は自身のSNSに声明を投稿。「ベネズエラ及びその指導者に対する大規模攻撃を秘密裏に実施し、マドゥロ夫妻を拘束、国外へ連行した」と書いた。攻撃は首都カラカスを中心に行われ、複数の爆発音が確認されたという。
報道によると、攻撃は午前2時頃に始まり、低空飛行する航空機の音や爆発音がカラカス市内各地で聞かれた。目撃者が撮影した映像には黒煙が立ち上る様子が映っており、軍事施設や関連施設に対する空爆が行われた可能性が指摘されている。米政府はこの作戦に米国の法執行機関や特殊部隊が関与したと説明しているが、具体的な部隊名や戦術、損害状況の詳細は明らかにしていない。
トランプ氏はこの作戦について記者会見を開いて詳しく説明するとしているが、現時点で詳細な戦術や拘束後の手続きについての公式説明は限定的だ。米側はこの行動をテロリズムや麻薬密輸対策の一環として正当化する姿勢を示している。マドゥロ氏は米国内で長年麻薬テロリズムや汚職の容疑で捜査対象となっており、米司法当局が訴追するとみられる。
一方、ベネズエラ政府は今回の攻撃を「軍事的侵略」と非難し、国家緊急事態を宣言した。ベネズエラ副大統領は声明でマドゥロ氏の所在が不明であるとし、米国に対して直ちに生存証明を求める姿勢を示した。また、カラカス市内では混乱が広がり、一部地域では停電などの影響も出ているとの報道がある。
国際社会の反応は分かれており、米国の行動を支持する声がある一方、国連や一部国はベネズエラの主権侵害として非難の意を示している。米国内でもトランプ政権の判断をめぐる是非が議論となっており、与党・野党双方から意見が交錯しているという報道もある。今後、拘束されたマドゥロ夫妻の扱いやベネズエラ国内の政治情勢がどのように推移するかは不透明であり、地域情勢への影響が懸念されている。
