米ケンタッキー州UPS機墜落、死者12人に、離陸時にエンジン分離
UPS2976便は離陸直後に墜落。地上でも大きな被害が確認された。
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米ケンタッキー州ルイビルのモハメド・アリ国際空港付近に運送会社ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)の航空機が墜落した事故について、当局は5日午後、これまでに乗組員3人を含む12人の死亡を確認し、少なくとも11人が病院に搬送されたと明らかにした。
連邦航空局(FAA)によると、UPS2976便は離陸直後に墜落。地上でも大きな被害が確認された。
ルイビル市長はX(旧ツイッター)への投稿で、乗組員3人全員と地上の9人が死亡し、当局が身元の確認を進めていると書いた。
ベシア(Andy Beshear)州知事は5日の記者会見で、「犠牲者には幼い子供が含まれる」と明らかにした。
またベシア氏は「検視官が現場で犠牲者の身元確認を進めているが、事故の規模と状況から、確認には時間がかかると思う」と述べた。
当局によると、病院に搬送された11人のうち2人は意識不明の重体だという。
墜落の原因は明らかになっておらず、連邦航空局(FAA)と国家運輸安全委員会(NTSB)が調べている。
NTSBは5日、調査官がUPS2976便のブラックボックス(フライトデータレコーダーとコックピットボイスレコーダー)を回収し、分析のためワシントンDCに送る予定であると発表した。
またNTSBは「UPS2976便は離陸直後、左翼から炎が噴き出し、左エンジンが外れ、空港のフェンスを越えた後、高度を下げ、構造物や地面に激突した」と述べた。
