北米2025年11月6日

米ケンタッキー州UPS機墜落、9人死亡、11人負傷

米ケンタッキー州ルイビルのモハメド・アリ国際空港付近に運送会社ユナイテッド・パーセル・サービス（UPS）の航空機が墜落した事故について、当局は5日、これまでに9人の死亡を確認し、少なくとも11人が病院に搬送されたと発表した。

連邦航空局（FAA）によると、UPS2976便は4日の現地時間午後5時15分頃に墜落。地上でも大きな被害が確認された。

ベシア（Andy Beshear）州知事は記者会見で、「乗組員3人の安否は不明で、これまでに9人の死亡を確認し、犠牲者の数は増える可能性がある」と語った。

ベシア氏はこの事故を受け、非常事態を宣言した。

ルイビル市長は5日、「救助隊が墜落現場で9人の遺体を収容し、死者数が少なくともあと1人増えると報告を受けている」と述べた。

墜落の原因は明らかになっておらず、FAAと国家運輸安全委員会（NTSB）が調べている。

ABCニュースは関係者の話しとして、「墜落に巻き込まれた会社の従業員10数人と連絡が取れなくなっている」と報じた。