◎大学の調査委員会によると、ワックス氏は数年前から複数の講義で人種差別的な発言を繰り返していたという。
米ペンシルベニア大学で人種差別的な発言を繰り返したとして、女性教授に1年間の停職とその他制裁が科された。現地メディアが29日に報じた。
それによると、エイミー・ワックス(Amy Wax)教授は過去数年の講義で黒人学生の成績に疑問を呈したり、白人限定の講義を開催したり、アジアからの移民を減らした方が国が良くなるといった発言を繰り返していたという。
一部の学生が教授の発言を大学に報告。報道によると、昨年から専門家による調査が行われていた。
ワックス氏は29日、地元紙の取材に対し、「キャンパスにおける保守的な存在として、同校にとどまるつもりだ」と語った。
またワックス氏は人種差別発言を「とんでもないインチキ、でっち上げ」と主張。「大学は私のような保守的な教授が嫌いで、キャンパスにいてほしくないと思っている」と述べた。
大学はワックス氏を解雇しておらず、終身在職権も剥奪していない。
大学の調査委員会によると、ワックス氏は数年前から複数の講義で人種差別的な発言を繰り返していたという。