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トランプ大統領「麻薬密輸阻止しなければメキシコを攻撃する」

トランプ氏は不法移民と合成麻麻薬ェンタニルによる「脅威」を理由に、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく国家非常事態を宣言。メキシコ国境に軍を展開し、軍用機で不法移民を送還するなど、様々な移民・麻薬対策を導入している。
トランプ米大統領(左)とメキシコのシェインバウム大統領(Getty Images)

トランプ(Donald Trump)米大統領は17日、メキシコ政府が米国への麻薬密輸を阻止しない場合、「メキシコへの攻撃を開始する」と表明した。

トランプ氏はホワイトハウスの記者団に対し、「麻薬の流入を阻止するために必要なことは何でもやる」と語った。

トランプ氏は不法移民と合成麻麻薬ェンタニルによる「脅威」を理由に、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく国家非常事態を宣言。メキシコ国境に軍を展開し、軍用機で不法移民を送還するなど、様々な移民・麻薬対策を導入している。

トランプ政権は2月、メキシコの麻薬組織シナロア・カルテルやハリスコ新世代など、中南米の8つの麻薬組織を「外国テロ組織」に指定した。

フェンタニルは2ミリグラム服用しただけで死に至る可能性があり、その効果はモルヒネの100倍、ヘロインの50倍といわれている。

米国では過去10年間で45万人以上が合成オピオイドの過剰摂取で死亡、数百万人が中毒になっている。その最大の要因がフェンタニルである。

米国に流入するフェンタニルの99.99%がメキシコ製である。

トランプ氏は以前、メキシコ政府が望むのであれば、メキシコに米軍を派遣し、麻薬カルテルを「跡形もなく吹き飛ばす」と述べていた。

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