スポンサーリンク
▽米国のコンテナ船の4割がパナマ運河を通過している。
パナマ運河を航行する貨物船(AP通信)

トランプ(Donald Trump)米大統領は26日、パナマ運河とスエズ運河は米国の軍用・商業用船舶の無料通航を認めるべきだと主張した。

トランプ氏はトゥルース・ソーシャルに声明を投稿。「私はルビオ国務長官にこの問題を直ちに処理するよう命じた」と明らかにした。

トランプ氏はパナマ運河の通行料が高騰していることに不満を示し、パナマ政府に運河の管理権を米国に返還するよう繰り返し求めている。

またトランプ氏は「パナマ政府が約束を破り、運河を中国に譲り渡した」と主張。返還しなければ「相応の措置を取る」と警告してきた。

米国のコンテナ船の4割がパナマ運河を通過している。

米国は1914年にパナマ運河を建設し、何十年もの間、運河周辺の領土を管理。その後、共同管理の期間を経て、1999年に運河の管理権をパナマ政府に引き継いだ。

パナマ運河は政府機関であるパナマ運河庁によって管理されている一方、運河の両端にある2つの港は香港の複合企業CKハチソン・ホールディングスが運営権を保有している。

CKハチソンは先月初め、パナマの資産を含む228億ドルの港湾事業の大部分を米国の投資会社ブラックロック率いる連合体に売却することで合意したと発表。米政府はこれを歓迎し、中国は不満を表明した。

米国はスエズ運河を管理するエジプト政府に毎年多額の軍事支援を提供している。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク